新型インフルエンザ対策の遅れ

世界的な流行が懸念される新型インフルエンザ。

「いつ流行してもおかしくない」とされ、

大流行(パンデミック)時には社会機能が停止する恐れも指摘されている。

この時期に及んでまだ流行時に患者をどうやって、どこに搬入するかさえ

決まっていないのである。



ほとんどどこの県を見ても、指定病院の関係者は

「流行時には、病床が足りず、患者を収容しきれない」と話している。

その場合は、「テントを設置して患者を郊外の運動場などに隔離することになる」

が、現行の行動計画では、まだ設置場所は決まっていないようである。



大流行時どころか、発生時の対応も心もとない様子だ。

諸外国のリスクヘッジと比べると、

本当に日本の政府は国民の健康を心配しているのだろうか?と。。。



現行計画では、県は報道機関やホームページを通じて

県民に情報提供するとしている。

段階に応じて発生都道府県への旅行の自粛や、

大規模集会の中止も勧告することを定めている。



しかし情報伝達の具体的な方法は決まっておらず、中止勧告にも強制力はない。

強制力が必要なのかどうかは、別問題として こんなにあやふやな決定で

鳥インフルエンザが人間から人間に感染し始めた時に 対応できるのだろうか?



搬送方法もしかりで

消防関係者が最も懸念するのが、患者を隔離するための搬送方法だ。

計画では、感染が確認された患者が1~2人であれば、

保健所がカプセル型の搬送装置「アイソレーター」(陰圧装置)で

指定病院に運ぶとしている。

しかし どれほどの数の搬送装置が各消防にあるのだろうか?



大量の患者が一斉に発生した場合はどうなるのか。

ある消防本部は「119番通報が殺到し、我々が陰圧装置なしで運ぶことになる」

と推測する。


ワクチンにしても備蓄の問題があるように思えるのである。

ひとたび新型インフルエンザが人から人へ感染し始めると 

最大で2500万人が医療機関を受診、64万人が死亡すると想定されている。

果たしてこれほどの数を備えるのに

どれくらいの時間が必要なのであろうか疑問である。

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